テノール：笛田 博昭（ふえた ひろあき）Photo ©Taikan Usui

　名古屋芸術大学音楽学部声楽科首席卒業。同大学大学院修了。第20回五島記念文化賞オペラ新人賞、第50回日伊声楽コンコルソ第1位及び五十嵐喜芳賞・岡部多喜子賞等受賞多数。2011年文化庁新進芸術家海外研修員。イタリア留学中、フェッラーラ歌劇場『イル・トロヴァトーレ』マンリーコでデビューを果たし、各地でコンサートにも出演。国内では藤原歌劇団『カプレーティ家とモンテッキ家』テバルド、『仮面舞踏会』リッカルド、『蝶々夫人』ピンカートン、『トスカ』カヴァラドッシ、『ラ・ボエーム』ロドルフォ、『ラ・ジョコンダ』エンツォ、藤沢市民オペラ『パリアッチ』のカニオ、西本智実プロデュースオペラ『蝶々夫人』ピンカートンなどのオペラのほか、NHK-FM「名曲リサイタル」「リサイタル・ノヴァ」、NHK名古屋ニューイヤーコンサート、K-BALLET COMPANYや東京フィルハーモニー交響楽団の「第九」、ヴェルディ「レクイエム」等に出演。07年には日中国交正常化35周年記念・第9回上海国際芸術祭公演『蝶々夫人』ピンカートン、13年にはヴァチカン国際音楽祭での枢機卿の音楽ミサで好評を博すなど世界で活躍している。2017年は藤原歌劇団『カルメン』ドン・ホセ、藤沢市民オペラ『トスカ』カヴァラドッシに出演予定。藤原歌劇団団員。新潟県湯沢町特別観光大使。

バリトン：与那城 敬（よなしろ けい）Photo ©Kei Uesugi

　桐朋学園大学ピアノ専攻卒業、同大学研究科声楽専攻修了。二期会オペラ研修所及び、新国立劇場オペラ研修所修了。第16回マリオ・デル・モナコ国際声楽コンクール第3位。第18回奏楽堂日本歌曲コンクール第1位。06年『コジ・ファン・トゥッテ』グリエルモで二期会オペラデビュー。その後小澤征爾音楽塾特別コンサートにて『カルメン』エスカミーリョ、二期会では『エフゲニー・オネーギン』タイトルロール、『フィガロの結婚』伯爵、新国立劇場では『愛の妙薬』ベルコーレ、『鹿鳴館』影山悠敏伯爵、『沈黙』フェレイラ、『道化師』シルヴィオ、日生劇場『メデア』イヤソン、北とぴあ国際音楽祭『プラテ』シテロン等に出演。コンサートでも「第九」（読響）、オルフ「カルミナ・ブラーナ」（東響）、マーラー「大地の歌」（日本センチュリー響）等の他バッハ・コレギウム・ジャパンや宗教曲のソリストとしても活躍している。CD「FIRST IMPRESSION」をリリース。オフィシャルサイトhttp://yonashiro-kei.com/ 二期会会員。

ピアノ＆お話し：園田 隆一郎（そのだ りゅういちろう）Photo ©Fabio Parenzan

　2006年、シエナのキジアーナ夏季音楽週間『トスカ』を指揮してデビュー。翌年、藤原歌劇団『ラ・ボーエム』を指揮して国内デビューを果たし、同年夏にはペーザロのロッシーニ・フェスティヴァル『ランスへの旅』を指揮した。近年では、日本フィル定期、東京フィル定期、読売日響演奏会のほか、15年にフランダース・オペラでのロッシーニ『アルミーダ』、トリエステ歌劇場『愛の妙薬』を指揮し好評を博した。16年は日生劇場『セルビアの理髪師』、藤原歌劇団『愛の妙薬』などの公演への出演および国内外のオーケストラとの共演が決定しており、交響曲とオペラの両分野で今後の活躍が期待されている指揮者の一人である。東京藝術大学指揮科、同大学院を終了。故遠藤雅古、故佐藤功太郎、J.ロックハートの各氏に師事。シエナのキジアーナ音楽院にてG.ジェルメッティ氏に師事。2002年より文化庁在外派遣研修員、野村国際文化財団、五島記念文化財団の奨学生として渡伊。また、ロッシーニの権威A.ゼッダ氏との交流も深く、ペーザロのロッシーニ・フェスティヴァルで師事したのをきっかけにその後ヨーロッパ各地で数々の作品を学ぶ。第16回五島記念文化賞オペラ新人賞受賞。15年4月より藤沢市民オペラ芸術監督。