藤沢市民オペラ「フィガロの結婚」稽古の様子&出演者コメント5
藤沢市民オペラ「フィガロの結婚」公演のチケット16日、17日分につきましては、電話での予約期間は終了しました。お求めの際には藤沢市民会館、湘南台文化センター市民センターに直接お越しいただくか、チケットぴあ、Gettiiをご利用ください。日程、席種によっては完売、残り僅かの券種もございます。
チケット取扱い
- 藤沢市民会館:0466-23-2415
- 湘南台文化センター市民シアター:0466-45-1550
- チケットぴあ:0570-02-9999(Pコード207-868)
- 【Gettii】PC用・携帯用
?出演者コメント
スザンナ:半田 美和子(11/17,24出演)
キャストの皆さんもスタッフの皆さんもすてきな方ばかりで、また演出岩田達宗さんの細やかなで明解な「フィガロの結婚」に参加させていただいて、大変幸せに思っております。「フィガロの結婚」スザンナ役は二期会公演デビューの役柄でした。その後も2006年に宮本亜門さんの演出で出演させていただき、今回が3回目のスザンナ役になります。私自身としては、今までやってきたことの蓄積と2009年以降に渡欧を重ね、発声などを中心にヨーロッパで勉強して得たものとを合わせて、新たにスザンナを作り直したいという思いがあります。なにより岩田さんの「フィガロ」が素晴らしいので、岩田さんが伝えてくださるスザンナ像に命をきちっと吹き込んで、血の通った役にしたいと思っています。市民オペラは3回目の出演になりますが、先日、合唱団の練習に参加して感じたことは、藤沢の合唱団の皆様のモチベーションはものすごく高いということです。最初からとても高いテンションで、毎回のことですがびっくりさせられます。ご来館される方々、藤沢市民の方々には、合唱団が登場する場面を是非ご覧になっていただきたいと思います。日本でここまで長く市民オペラとして続いているのは、藤沢市民オペラが日本で唯一ですよね。私も藤沢オペラコンクールでご縁があって以来、藤沢は故郷のように思っていますし、なんらかのかたちで、市民オペラを守っていくお役に立てればと思っています。皆様も、長い歴史がある藤沢市民オペラに是非、足を運んでいただきたいと思います。
ドン・バルトロ:伊藤 純(11/16,23出演)
市民オペラとしては、かなり権威のある藤沢市民オペラに、今回出演させていただけることをありがたく思います。また、これまでも何度か「フィガロの結婚」のバルトロ役をやらせていただいたのですが、また新しい気持ちで、精一杯演じさせていただきたいと思います。稽古場に入ってからは、キャストもスタッフもいい人ばかりで、演出もとても楽しいので、良い舞台になるのではないかなと思っています。「フィガロの結婚」はオペラが初めての方でもわかりやすくて親しみやすいオペラなので、是非会場まで足を運んでください。オペラは総合芸術ですから、オーケストラ、舞台装置、衣裳、コーラス、すべての要素を含んでいるので、始めての方も楽しんでみていただけると思います。
ドン・クルツィオ:渡邉 公威(11/17,24出演)
演出の岩田さんはエネルギッシュで、稽古を見ているだけで、楽しくなりそうなプロダクションだなと、すぐに感じました。ドン・クルツィオという役は、伯爵付の法律家で、出演する場面は、途中と最後のフィナーレのみです。たくさんいる「フィガロの結婚」のキャラクターの中で、レアなキャラクターだと思うので、どうぞ見逃さずに楽しんでいただければと思います。オペラと一口に言っても、そこまで高尚なものではなく、自分たちの普段の生活の中にある、色々な生き方や感情、愛、そのようなものがベースになっています。「フィガロの結婚」では、色々な大どんでん返しが劇中でありますので、そのような要素も楽しみにして、ストーリーを追いつつ、音楽も楽しんでいただければと思います。
アントニオ:大澤 恒夫(11/17,24出演)
全体として、大変密度の濃い稽古になっています。「フィガロの結婚」はいろいろなところで取り上げられている演目で、僕自身も何度も携わっていますが、今回参加させていただいて、改めて発見の連続ですし、自分の役以外についても発見することがたくさんあります。そのような発見や出演者の皆さんの蓄積された経験が積み重なって、出来上がっていくということに期待感はとても感じています。岩田さんとの演出上のやりとりは、説明を頂いた段取りを、僕の方で消化をして、提出(稽古で見せる)をするという繰り返しです。そこから、また新たなやりとりが始まっていけばいいと思います。それは、演じる側にとって大変やりがいがあります。それこそが舞台を作る醍醐味だと思います。その醍醐味が直接お客さんに伝われば、その公演は成功なのだろうと思います。岩田さんという演出家は、その演目を正確に伝えること、また、どのように見えるかということが常に頭の中にある人だと思います。一つ一つのシーンに楔がしっかりと打たれているので、「フィガロの結婚」をはじめて見る人にこそ意義があるし、演じる側にとっても、どのように見てくれるのかということにも大変興味があり、楽しみです。僕は、歌手としての経験値などは、他のキャストの皆さんと比べるとまだまだ浅いほうです。この素晴らしい公演の中で一役を担えたことは、とても光栄なことです。しっかりと一員として努めていきたいと思います。