藤沢市民オペラ「フィガロの結婚」出演者コメント2

公演本番まで約1ヶ月となり、出演者はますます集中して稽古に励んでいます。そんな稽古の合間に、本公演に向けての意気込みや進捗状況などを語ってもらいました。

?出演者コメント

アルマヴィーヴァ伯爵:藤岡 弦太?(11/17,24出演)

藤岡弦太今回の「フィガロの結婚」では、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さんに囲まれ、そのような中で自分自身、様々な刺激を受け、たくさんの事を学びながら、日々稽古に取り組んでいます。演出の岩田さんは台本を深く理解し、細部に至るまで明確な演出プランをお持ちで、それに基づいた指導、アドバイスをたくさんいただいています。まだまだ覚束ない部分もたくさんありますが、早く自分の中で消化して、少しでも魅力的な役柄を作り上げていけるよう努力を重ねていきたいと思います。今回素晴しい伝統のある藤沢市民オペラで、「フィガロの結婚」のアルマヴィーヴァ伯爵という大きな役をやらせていただくにあたり、喜びと同時に幾分かのプレッシャーも感じています。残りの期間、一生懸命稽古を重ねて、本番ではお客さまに素晴らしい舞台、パフォーマンスをお見せできるよう全身全霊で臨みたいと思います。

伯爵夫人ロジーナ:悦田 比呂子(11/16,23出演)

稽古は、現在二幕の途中までといったところです。演出岩田さんの熱弁と熱演での立ち稽古に、ついて行くのが今のところ精一杯です。キャストの皆さんは芸達者で、和やかで、とてもいい雰囲気の稽古場なので、必ず良いものが出来ると思います。モーツァルトの音楽というのは、人間の悲しみ、苦しみ、喜びそして怒りなど、人間のあらゆる感情を表していると思うので、それが少しでもお客様に伝わればうれしいです。「フィガロの結婚」は、序曲が流れてくると高揚感があってわくわくしてきます。劇中にはいろいろなナンバーがありますが、どの曲も私はすごく好きです。また、私自身もオペラのデビューが、「フィガロの結婚」の伯爵夫人役で、その際には、演出の栗山昌良先生の厳しい指導のもとで、いろいろなことを教えていただきました。その後、何名かの演出家の「フィガロの結婚」に出演させていただきましたが、今回の岩田さんの演出は、新しい発見がたくさんありとても新鮮です。演出家の意図するものが少しでも表現できるよう、みんな一生懸命がんばっているところです。ここから11月に向けて、さらに良くなると思うので、是非藤沢市民会館大ホールに足をお運びいただければ大変うれしく思います。

スザンナ:山本 香代(11/16,23出演)

山本香代

「フィガロの結婚」スザンナは、すべての重唱、六重唱など沢山の声が集まる音楽に必ず登場します。一つの役が劇中のすべてのアンサンブルに加わっているというのは、おそらくオペラの中でも本作だけではないでしょうか。また「フィガロの結婚」は多くの登場人物が出演します。その一人一人の登場人物が奏でる音楽の中に、ある場面では喜び、またある場面では怒りなど、キャラクターの心情が、モーツァルトの音楽の中で非常に美しく書かれているというところが素晴らしいと思います。モーツァルトの音楽は、どなたでも受け入れやすい音楽で、そして本作は愛と家族がテーマのハッピーエンドな話です。今回は1,000円の席もあるので、全くはじめていらっしゃるお客様にも、是非足を運んでいただきたいと思います。オペラにはじめていらっしゃるお客様には、インターネットや書籍などで「フィガロの結婚」のおおかたのあらすじなどを見ていただいて、観劇していただけると更に楽しめると思います。

ドン・バジリオ:湯川 晃(11/17,24出演)

湯川晃

連日のように立ち稽古をしています。毎回毎回の稽古が非常に充実し、素晴らしい稽古を積み重ねることができています。演出家の岩田さんが一人一人のキャラクターを細かく指導してくださり、言葉の一つ一つの扱い方までアドバイスをくださいます。公演の成功を目標に出演者が一生懸命準備しています。今から、本番を迎えるのがとても楽しみです。

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